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       Date: 
          2019/6/30 (SUN)
    
    
    
       Headline: 
          2019/6 に読んだ本
    
    
    
       Contents:  
       源氏は完結。
      とりあえず奔流のプルーストに戻ってきておるんですが、
      昔に買ぅたカズオ・イシグロの小説がまだ未読で残っていたりもする。
      
      (1)源氏物語 (五) / 谷崎潤一郎 / 中公文庫 
       谷崎源氏完読。
      この第五巻は宇治十帖の後半部。
      前に与謝野源氏を読んだときも宇治十帖別作者説を感じましたが、
      今回も同様でした。
      内容的に深みがないというかなんというか、、、。
      その分読みやすいんではありますが。
      物語としては、雲隠 (本文はありません) で完結なのかなぁ?。
      ところで新聞読んでたら、
      谷崎は源氏物語を現代語訳するに何故京言葉でなく標準語を用いたのか?
      ってな記事がありました。
      曰く、谷崎は実は京都が嫌いだったからとのことでしたが、、、??。
      いやいや、敬語体系がしっかり認知されていた標準語を谷崎は選択したんだと僕は思います。
      天皇陛下も標準語でおはなしになられるわけですしねぇ。
      まっ、確かに京都人のいけずは半端でないようではあります (伝聞、一部は体感)。
      
      (2)国家と教養 / 藤原正彦 / 新潮新書 
       大作読み終わったんでちょっと休憩。
      妻が買った本です。
      なんかおかしいな?って普通なら思うような日本をだめにする諸政策って、
      実は USA の工作に政治家以下ばかな日本国民全員が踊らされているとの説、
      確かにその通りかもしれない。
      国際的には少数派にすぎない日本的美徳を持ち続ける限り、
      日本人は国際標準 (USA 標準) っちゅう個人主義的土俵の上では絶対勝てない。
      民族的美徳を集団的強みに組み替えて日本が国際社会で築いてきた経済的地位は、
      冷戦終結後の USA にとっては邪魔でしかなくなったがゆえ、
      行き場のなくなった諜報組織力を彼らは属国日本の合法的弱体化 (国際標準化) に使い始め、
      お人好し日本人は何も考えずそれでよしとして素直に従っている。
      遡ればハル・ノートは USA に送り込まれたソ連のスパイが作ったドラフトに沿ったものなんですと。
      思わずググってしてしまいましたよ。
      まぁ、その疑いは完全には拭えないかもってな程度の話らしいんですが、
      もしそうやとすると、
      そんな時代から日本は延々と諸大国に踊らされているっちゅうことになりますね。
      
      (3)一切なりゆき / 樹木希林 / 文春新書 
       引き続き休憩の一冊。
      これも妻が買った本。
      不世出の女優の小気味よい名言を集めたもの。
      なかなかよかったです。
      でも、同じ言葉を誰か別の人が言っても、それはきっと響けへんのやでなぁ。
      
      (4)次世代がん治療 / 村上善則他 / エヌ・ティー・エス 
       丸善 e-Book ライブラリ。
      先月後半、マンガでわかるシリーズでさっぱりわからんとちょっと懲りたんで、
      がちまじなやつにトライ。
      2017年発行と新しいので、自分の治療に多少でも役に立てばと不純にもくろんでおりましたが、
      現実には全くでございまして、当初の浅はか安易な気持ちを反省せざるをえず
      (とはいえ、前立腺がんではウィルス治療が比較的積極的に研究されているらしい、
      ってなことなどはわかりました)。
      というわけで、純粋な科学的興味の充足に目的を切り替えて読んでみましたわけですが、
      大部分理解不能だったとはいえなかなかおもしろい。
      がん細胞の増殖・免疫抑制などの仕組みが、なんと具体的かつ詳細に解明されていっていることか!。
      固形がんは細胞階層も位置的配置も多層構造で、
      自己の異常増殖によって作り出される低酸素領域に位置する細胞ほど浸潤性・転移性に優れているとか、
      自己異常増殖は基幹細胞説と確率的自然変異説の一方だけでは説明できないとか、
      血液がんは多層構造でなく比較的一様であるため、
      効果ある薬剤を作成しやすく現在の治療成績は固形がんより格段によいとか、、、
      ふんっ、そんな難しいこと言われてもおもろぅてさっぱりわかりまへん!!。
      でも、この手のわけわからんけどおもろいやん?
      ってな興味をもっと若いうちから素直に発揮しておれば今ごろは僕もも少しまともな人間に、、、
      とかいまさら思ってももう遅い。
      ここは、まだ自分にこんな純粋な好奇心が残っていたということに感謝しつつ、
      結局は睡魔との戦いであったのでした?、チャンチャン。
       追記) 新検査手法の章で線虫の嗅覚による早期がん発見可能性が述べられていましたが、
      そういえば僕、がん発覚の直前に行った出張で USA 入国の際、
      麻薬探査犬に吠えられて荷物全部ひっくり返しての所持品検査されました。
      海外出張は結構行ってましたが、こんなんは初めて。
      無事解放されたのちも付近をうろついておった麻薬犬くんは僕に絡むのんやめへんかって飼い主のポリさんに叱られてましたが、
      今思うときっと僕のがん臭に反応しておったんであってその子は悪くない。
      麻薬のにおいとがん細胞分泌物のにおいは同種なのかもしれません。
      つまり、生物の嗅覚によるがん判定の可能性を僕は自ら体感しておったわけですね。
      妻によるとその出張から帰国した直後の僕は臭かったらしい。
      妻の嗅覚は犬ですかぃ?、あるいは線虫ですかぃ? (って、むっちゃ怒られそ)。
      
      (5~7)ジウⅠ~Ⅲ / 誉田哲也 / 中公文庫 
       古本屋→自炊。
      ステレオタイプにわかりやすく人物がプロットされているので読みやすいです。
      現実世界はもっと複雑ですが、それを一時忘れて没頭するには○ (まる)。
      とりあえずは全 3 巻なんですが、実際は関連話が他にもたくさんあるらしい。
      古本屋にうまいことあればそいつらも読んでみてもいいかも、、、。
      
      (8・9)失われた時を求めて 10・11 ~囚われの女Ⅰ・Ⅱ
          / プルースト (訳:吉川一義) / 岩波文庫 
       ストーリー展開ほぼ無し。
      いろいろな方向に逸れながら延々と過去や現在の状況とそれに係る心理分析が一見締まりなく続いている。
      なにが?って言われても困りますが、
      人間の逃れられない性が絡みついてそこに囚われてどうにもならない感じでしょうか?。
      状況は違いますが、源氏物語の世界観と共通してませんか?。
      
      (10)数学の贈り物 / 森田真生 / ミシマ社 
       数学者の書いたエッセイ。
      あまり共感する部分はなかったですね。
      数学的行為に定義が後からついてくるって書いてありましたが、これ、たぶん違うでなぁ。
      
      (11)医者の本音 / 中山祐次郎 / SB 新書 
       売れてるランキング比較的上位の新書らしいです。
      妻が買ったものですが、中身はまじめ。
      でも、簡単に読めるんで息抜きにはよかったです。
      
      (12)火の粉 / 雫井脩介 / 幻冬舎文庫 
       古本屋→自炊。
      なんかいや~な感じのサスペンス。
      退役判事の隣にかつて自分が無罪判決を下した一家惨殺事件元被告が引っ越してきて、
      不気味な小事件が次々に起こり始めるんですねぇ。
      不愉快でもう読むのんいや!、ってなるんですが、
      結末わかってしまえばその不愉快も半減するもんで、
      ネットでネタバレ読んでから続き読むっちゅうわけです。
      えっ、これ、邪道ですか?。
      
      (13・14)十津川警部・怒りの追跡 (上・下) / 西村京太郎 / 文春文庫 
       古本屋→自炊。
      伏線が少なく展開がシリーズ (逐次的) なこともあってわかりやすい推理小説です。
      指摘しようと思えば多くの難点はあるんですが、
      その辺りは深く考えずにシリーズな展開を楽しめばよいかと。
      
      (15)アトミックアクシデント / ジェームズ・マハフィー (訳:百島祐貴)
            / 医学教育出版社 
       丸善 e-Book ライブラリ。
      科学読み物です。
      西洋人の科学者の書く読み物って、展開とかユーモアとかが日本人には理解し難いものがあります。
      アトミックアクシデント、つまり、核反応事故。
      放射性物質取扱事故、原子炉事故、原水爆実験事故など。
      ヒロシマ、ナガサキ、第五福竜丸、チェルノブイリ、3.11 など、全く笑い事ではございません。
      実は、核爆弾ってオペレーションミスなどで何回も誤って投下されているんですと
      (海上とかアメリカ国内とか。幸いにも一度も核爆発はしてませんが)。
      それに、ヒロシマ・ナガサキって事故ですか??
      (事故とは書いてありませんが実験レベルの事故と同列扱いになってます)。
      著者は原子物理学者であり原子力利用推進派のようで、
      本書冒頭は「水力発電は完全クリーンなイメージだが、
      例えばサヤノ・シュシェンスカヤダム事故では 75 名の犠牲者と 40ton
      の含 PCB オイル拡散が発生したとんでもない大事故だったのです」
      ってな導入となっていました。
      どういうこと?。
      
      (16)死を生きた人びと / 小堀鴎一郎 / みすず書房 
       森鴎外の孫の外科医が、定年後訪問医になって体験した患者たちの多くの死を書いたもの。
      個々人やその家族の死の捉え方の問題、社会制度の問題などを、各章で視点を変えながら考察している。
      著者の立場からの結論は出ていない (というかたぶん出せない) んですが、
      僕自身には今の居住地で利用可能な制度を踏まえた何らかの意思決定とそれに向けての行動が求められていると思わざるを得ない。
      なかなか難しそうです。
      
       (17)谷崎潤一郎シリーズ6 / 青空文庫 
      「鍵」「瘋癲老人日記」
       青空谷崎完。
      本来なら紙の全集で読むのんがええんやろなぁ。
      
       (18)新見南吉シリーズ1 / 青空文庫 
       大体が児童向けの短い文章です。
      子供に戻って早世の童話作家の世界に浸ってみましょうか。
      
    
  
  
  
    
    
       Date: 
          2019/5/31 (FRI)
    
    
    
       Headline: 
          2019/5 に読んだ本
    
    
    
       Contents:  
       んっ??、卒論関係の本ありませんね。
      
      (1)マンガでわかる宇宙 / 石川憲二他 / オーム社 
       丸善 e-Book ライブラリ。
      よく探すと難しそうな学術書に混じってこんなんがある。
      僕の地頭 (じあたま) には簡単すぎるやろって舐めてましたんですが、、、??。
      東京の上空 10km から俯瞰すると、水平線 (地平線) は京都の辺りらしい。
      日本列島もやっぱ球表面で丸いんですねぇ (冷静に考えればそれ当然なんですが、
      なんか、普通の生活感覚的には平面っすよね)。
      こんなふうに 2 次元から 3 次元を想定して曲率を考えていくと、
      三角形の内角の和は180°ではなくなる。
      3 次元から 4 次元を考慮する場合も同じで、
      宇宙の果てを探して旅に出れば元の場所に戻ってくることもありうるらしいです。
      つまり、我々は宇宙の果てと隣り合わせで生活していると。
      全然頭ついていきませんですな。
      
      (2)マンガでわかる有機化学 / 長谷川登志夫他 / オーム社 
       丸善 e-Book ライブラリ。
      前掲に引き続きマンガでわかるシリーズ。
      僕、実は化学系の学科出てるんです。
      つまり、これ、大学の専門に近いわけですな。
      ほな、概ね理解できたんっすかぃ?。
      ふ~む、どうもこの方面の能力はかなり人に劣っているようです。
      
      (3)博多殺人事件 / 内田康夫 / 光文社 
       古本屋→自炊。
      推理小説としてはそれほど面白い感じではないですが、
      長期に続くシリーズもののうちの一として見ればこれはこれでいいのかと。
      盛り上がりそうで盛り上がらないラストもご愛敬でしょうか。
      
      (4)マンガでわかる大人の ADHD コントロールガイド / 福西勇夫他 / 法研 
       丸善 e-Book ライブラリ。
      さらに引き続きマンガでわかるシリーズ。
      僕、ときどきコミュニケーション障害やって言われます。
      5 年と少し前、がんに罹患したことを上司に告げたとき、
      にやりと笑われ「おまえの仕事のやり方は前から気に入らん、今後おまえには仕事はさせん」
      と言われたのだが、「なんやてぇ?、ほな仕事せんでええっちゅう辞令出せや」
      と大脳を経由することなく延髄反射で即座に応じた僕は ADHD でしょうか?
      (上司も上司やと思いますがそれは置いといて)。
      ADHD の特徴は、①多動性、②注意欠如、③衝動性。
      もしかすると、後先考えずにすぐに言動に移すっちゅう③は該当するかも?。
      そういえば、小学校から中学校まで 9 年間× 3 学期の全 27 回、通知表所見欄に、
      「態度が投げやり」「協調性がない」って毎回必ず書かれてました。
      確かに「口は災いのもと」的な経験は、人よりかなり多いです。
      でも、全般的には理性的 (に人の神経を逆なでする) と言われることが多いし、
      (周りの人は知らんけど僕自身は)
      それほど困らずちゃんと社会生活できてるんで、たぶん僕は ADHD ではないと思います。
      まぁ、いずれにせよ既に言動に移してもぅた事実は取り消されへんわけで、
      「仕事せんでええっちゅう辞令出せや」発言以来、
      職場に籍 (席) はありますが仕事ありません (笑?)。
       それでもお金はちゃんとくれるんで、きっちりいただいてます。
      あな、ありがたやありがたや。
      
      (5)妻のトリセツ / 黒川伊保子 / 講談社プラスアルファ新書 
       脊柱管狭窄の手術した時、
      術前に病院でじっとしてんのんが嫌やったんで抜け出して買ってスタバで読んだ新書。
      事実重視問題解決思考の夫に対し、
      妻は共感さえできれば事実はどーでもいいし問題も解決していらんのだとか。
      で、かみ合わないんですと。
      真の良夫たる者、普段は妻に共感するふりをしておき、
      ときどき逆鱗に触れる発言をしてガス抜きしてあげるがよし。
      つまり僕は真の良夫ですか?。
      あとで妻がひとりうなずきながら読んでいるのを見ました (怖!)。
      
      (6)源氏物語 (四) / 谷崎潤一郎 / 中公文庫 
       この時代の文の遣り取りって、現代の LINE / e-mail ですね。
      人を使って結構リアルタイムにやってます。
      ツールは変われどやってることは千年変わらずです
      (恋愛も派閥争いも)。
      
      (7)マンガでわかる免疫学 / 河本宏 / オーム社 
       丸善 e-Book ライブラリ。
      もひとつマンガでわかるシリーズ。
      マンガやからわかりやすいかっちゅうと、こいつの場合全然そうではない。
      少なくとも免疫学の基礎に関する限り、
      ちゃんとした専門書の方がよほどわかりやすいのではないでしょうか?。
      
      (8)谷崎潤一郎シリーズ5 / 青空文庫 
      「聞書抄」「少将滋幹の母」他
       今月はあまり進みませんでしたなぁ。
      まぁ、こんな月があってもよろし。
      
    
  
  
  
    
    
       Date: 
          2019/4/30 (TUE)
    
    
    
       Headline: 
          2019/4 に読んだ本
    
    
    
       Contents:  
       源氏は滑り込みで 1 冊。
      推理小説と学術書は結構読みましたね。
      
      (1)十字屋敷のピエロ / 東野圭吾 / 講談社文庫 
       古本屋→自炊。
      どうも麻薬のせいか眠くてたまらないのです。
      東野圭吾作品はその面白さが睡眠防止薬のはずなんですが、
      今回は効きませんでした。
      タペンタの勝ち (とは言っても眠ったわけではありません、念のため。
      サラリーマン生活 30年超のベテランですから就業時間中は眠っていても目は開けている?)。
      
      (2)ある閉ざされた雪の山荘で / 東野圭吾 / 講談社文庫 
       古本屋→自炊。
      本格ミステリーもどきのパロディらしいです。
      劇団員たちによる模擬密室の模擬殺人事件劇。
      これもいまいち効きの悪い睡眠防止薬でした。
      
      (3)安全保障学入門 (新訂第 5 版) / 防衛大学校安全保障学研究会 / 亜紀書房 
       いわゆる卒論用ですね。
      大学図書館で借りました。
      分厚いです。
      重いです。
      眠いです。
      ほぼ睡眠学習 (寝る前寝床で読む、いわゆる睡眠導入剤?)
      と排便学習 (トイレで排便中に読む、尻には悪そう) で完読しました。
      卒論は進まず。
      
      (4)日米地位協定 / 明田川融 / みすず書房 
       いわゆる卒論用ですね。
      丸善 e-book ライブラリ。
      前掲安全保障学入門とは逆の立場で書かれています。
      敗戦後のゆがんだ歴史がわかります
      (結構こんがらがってるんで "よくわかる" とまではよう言いません)。
      卒論は進まず。
      
      (5)犯罪捜査の心理学 / 越智啓太 / 化学同人 
       丸善 e-Book ライブラリ。
      犯罪者プロファイリングの素人向け解説書みたいなもん。
      学術書の部類と言えばその通りなんですが、読みもんとしてもなかなか面白かったです。
      犯罪捜査は統計解析であり心理学は二の次なんやとか。
      ほんならこの本、題名換えなあかんちゃうのん??。
      
      (6)犯罪心理学のための統計学 / 松田いづみ・荘島宏二郎 / 誠信書房 
       丸善 e-Book ライブラリ。
      ほんで、ついでっちゅうたらなんですが、こちらは正しく (?) 題名が付けられたやつ。
      心理学のための統計学シリーズの一つとして、統計学の勉強に焦点が合わせてあるらしいです。
      多数の犯罪から特徴を抽出し、
      それらの特徴一つ一つを各犯罪が持っているかどうかを 0, 1 で判断し、
      二犯罪間のジャッカード係数を求めてそこからその二犯罪間の距離 (a) を決め
      (類似性の数値化) 、その二犯罪を平面上にプロットした時のユークリッド距離 (b)
      と前出 (a) との絶対値差の自乗が最小となるように仮プロットする。
      この作業をすべての対象犯罪について総当たりで行い、仮プロットの位置を調整しながら
      (a) (b) 間の絶対値差の自乗の総和が最小となるように平面上にプロットすると、
      各犯罪の類似性が当該平面上の距離として表された地図ができる。
      これ、MDS 分析の超速解説ですが、わかりました??。
      僕にはわかりません!!。
      これは 2 次元プロットですが (対象犯罪数-1)
      次元まで増やせますって言われましてもですねぇ、、、??。
      ちなみにがん患者の生存率グラフは、カプラン・マイヤープロットで表現されているらしい?。
      ついでにログランク検定で、生存に大きな影響を与えている要因も特定してほしいです。
      検定すれば、納豆は有意差なしかもしれんのんちゃうのん?
      (がんによいとのエビデンスがあると信じられているがゆえ、
      うちの食卓には毎晩納豆が付いてきます。
      僕は納豆が好きではありません)。
      
      (7)むかし僕が死んだ家 / 東野圭吾 / 講談社文庫 
       古本屋→自炊。
      ちょっと変わった推理小説でしょうか。
      さすがにこれはありえない設定だと思います。
      しかしそうであってもとても面白かったです。
      これはタペンタに勝ったかも。
      
      (8)日米安保と戦争法に代わる選択肢 / 渡辺治 / 大月書店 
       いわゆる卒論用ですね。
      大学図書館で借りました。
      福祉国家構想研究会っちゅう、護憲派学者を中心とした団体が編纂した本らしいです。
      この立場の本って、大体においてしょっぱなから九条改正派批判を感情的にやってしまって
      自身の印象悪くしてますよね。
      僕はこの本の立場に近いのですが、前書き読んでちょっと嫌になりました。
      でも、中身はかなりしっかりしており、大いに卒論の参考文献になるかと思います。
      おぃ!、そう思ぅたんならとっとと卒論書かんかぃ!!。
      卒論は進まず。
      
      (9)遠野殺人事件 / 内田康夫 / 光文社文庫 
       古本屋→自炊。
      何といってもいかにもっちゅうわっかりやすい題名に惹かれますね。
      このシリーズ、TV ドラマでもやってましたよね、
      って思ったんですが、残念ながら浅見光彦さんは本作では登場しませんでした。
      
      (10)源氏物語 (三) / 谷崎潤一郎 / 中公文庫 
       千年前の雅とともに、そこから進歩しない人間の哀れを感じる。
      これが千年も昔の女性が書いたとは、驚異的な奇跡です。
      なかなか読み終わらんと危うく来月に持ち越されるところでしたが、
      滑り込みで今月にカウント。
      
      (11)神戸殺人事件 / 内田康夫 / 光文社文庫 
       古本屋→自炊。
      比較的単純な構成ですがなかなかおもしろいです。
      自身の著作方法解説によると、
      まずは構成をあまり考えずに事件をいくつか起こしていくのだそうです。
      その後、何とかしてそれらをつなげるのだとか。
      著者自身が推理しながら書いているっちゅうことですかぃ?。
      それがちゃんとした推理小説になってしまうんですねぇ。
      浅見光彦さんは本作では登場してました。
      
      (12)巨大ブラックホールと宇宙 / 谷口義明・和田桂一 / 丸善出版 
       丸善 e-Book ライブラリ。
      ブラックホールの撮影に初めて成功したとのニュースに啓発されて読んでみました。
      冷泉家に原本が保管される定家の明月記には、
      陰陽師からの伝え聞いた超新星かに星雲の発生の記述がある。
      これは八百年前の雅でしょうか?。
      超新星はちっちゃなブラックホールの素なんだそうですが、
      それとは由来を異にする巨大ブラックホールが各銀河の中心にあるんだそうです。
      興味深い内容なんですが、難しくてほとんどわかりませんでした。
      
      (13)津和野殺人事件 / 内田康夫 / 光文社文庫 
       古本屋→自炊。
      名探偵コナン的なわかりやすい推理小説です。
      TV ドラマで浅見光彦さんを演じる俳優さん、なぜ選ばれたのかわかるような気がします
      (スマート、優男、浮いてる、そしてなんだかくさい演技??。
      決してくさしてるんではないですよ、僕はこの俳優さん結構好きです)。
      
      (14)谷崎潤一郎シリーズ4 / 青空文庫 
      「春琴抄」「陰翳礼讃」他
       夜に蝋燭のほの暗い明かりで椀の吸い物をすする。
      このときの椀は漆器であるべきなのだと。
      ふ~む、わかるような気がする
      (陶器の茶碗に吸い物を入れたりしても気にしない僕が言うのもなんですが)。
      
    
  
  
  
    
    
       Date: 
          2019/3/31 (SUN)
    
    
    
       Headline: 
          2019/3 に読んだ本
    
    
    
       Contents:  
       んっ?、源氏はどこ??。
      月一冊は読んでいかないと、源氏&プルーストっちゅう年間目標危ないんですが、、、。
      
      (1)在宅医療バイブル / (編著)川越正平 / 日本医事新報社 
       たまには専門書でも読んでみようかってなことを考えてみたわけですね。
      丸善 e-Book ライブラリで読みました。
      つまり、丸善 e-Book ライブラリ上で僕の学生権限で読める書籍は専門書しかないわけですね
      (娯楽本読めればうれしいのに、、、)。
       まぁ、これ、医師向けの専門書とは言っても社会インフラ整備に重点が置かれており、
      素人でも読めます。
      死にそうな人におすすめです。
      医療機関も入院患者を死ぬまで入院させておくわけにもなかなかいかないのであり、
      在宅医療の今後の役割は大きい。
      制度含めてインフラが追い付いていないのが現状なのですが、
      団塊世代の死者増を目前に控え、この先必然的に在宅医療制度を整えていかざるをえないのでしょう。
      それを表すかのように最近第 4 版が出ました (僕が読んだのは第 3 版)。
      僕はどこで野たれ死んでもいい派ですが、家族の負担が大きくないならば家で死ぬのもいいのかも。
      
      (2)軍隊のない国家~ 27 の国々と人びと / 前田朗 / 日本評論社 
       卒論用に読んでみました。
      研究のため軍隊のない国家を訪問して回った紀行文?みたいなもんでした。
      もう少し研究寄りの方が読み甲斐あると思うんですが、
      薄手の小さい本なので紀行文路線になるのもまぁしゃぁないのか。
      卒論は進まず。
      
      (3)ネット炎上の研究 / 田中辰雄 他 / 勁草書房 
       これも丸善 e-Book ライブラリの専門書 (緩いやつですが)。
      炎上させるお下劣誹謗中傷専門コメント投稿者って、ネット利用者のほんの 0.00x%にすぎず、
      炎上元に対する非難意見はメジャーに見えて実は超マイナー意見なのだとか。
      そして、彼らのプロフィールは、
      貧乏暇人若年引きこもり系オタク男ってな万人の予想に反し、
      子持ち高収入中年前の既婚男性が主らしい。
      ふ~ん、なかなかおもしろいですね。
      さてさて、そのうちこのホームページが炎上したりして?
      (そんなわけない、読者ほとんどおれへんやろ?)。
      
      (4~6)塗仏の宴~宴の始末 (上・中・下) / 京極夏彦 / 講談社文庫 
       古本屋→自炊。
      ふ~む、推理小説と言うのか怪奇小説と言うのか、
      何れにせよ読むのが極めて面倒くさいタイプのもんでした。
      あ~ぁ、疲れた。
      
      (7)フェイクニュースを科学する / 笹原和俊 / 化学同人 
       もひとつ丸善 e-Book ライブラリの専門書。
      でぶはネット上でつながりやすいらしいです。
      ほ~ぉ、さすがにそれは意外でした。
      そして、デジタルネイティブのソーシャルメディアリテラシーは低いんですと。
      ふ~ん、確かに我が子たちを見る限りその通りのような気がします。
      さらに、"いいね!" であなたが同性愛者かどうかもわかってしまうらしいです。
      僕は "いいね!" はしませんが、気軽に "いいね!" してるあなた、
      GAFA はあなたが同性愛者かどうかいつでもどこでも見てますよ!。
      
      (8)どちらかが彼女を殺した / 東野圭吾 / 講談社文庫 
       古本屋→自炊。
      この作家はなかなか上手です。
      ほぼ一気に読ませる面白さがあります。
      で、結局犯人は誰?って終わっており、
      最終ページ後ろに袋綴じ推理の手引きなんてのんが付いておるふざけた構造でした。
      ほんで、袋綴じ 2 回も読みましたよ
      (古本なんでもちろん袋は開いてましたが、読んだのは本文読破後です)。
      ふんっ、ごたごたうっとおしいわぃ、
      大胆粗雑に一気に読み通して途中でねたばれすることなく最後になぁるほど!って思うのんこそが、
      推理小説の醍醐味やないですかぃ。
      わしは途中の細々したとこまでいちいち注意して読めへんのんじゃい!。
      
      (9)いい子をやめれば幸せになれる / 山下悠毅 / 弘文堂 
       さらに丸善 e-Book ライブラリの専門書。
      僕って昼間はよほど暇なんでしょうか?。
      「恋」は下心があって「~だから好き」っちゅう感情、
      「愛」は中心の心から「~だけど好き」っちゅう感情。
      「~だから好き」って育てられてきた子は、自己肯定感が弱いのだそうです。
      もうひとつ。
      コントローラブルとアンコントローラブルを分けて、
      コントローラブルはやる、アンコントローラブルは受け入れる。
      これ、僕ががん宣告を受けたとき、子供たちが妻に言ったことと全く同じです。
      そして次、
      「メメント・モリ」って言葉は耳にしてましたが、意味はこの本読んで初めて知りました。
      この本の著者 (精神科医とのことです) が死を意識して考える生きる意味とは、
      「好きな人と好きなことをたくさんすること」だそうです。
      結構ゆるゆるでえぇやないですか。
      僕はおおむね、まっ、えぇか、って生きております (ゆるいところが共通?)。
      
      (10)嘘をもうひとつだけ / 東野圭吾 / 講談社文庫 
       古本屋→自炊。
      推理短編集。
      この作家の悪いところは、面白くて読みやすいのですぐ読んでしまうところ。
      自炊もそれなりに時間を要するので、読みすぎはちょっとなぁ、、、。
      
      (11)谷崎潤一郎シリーズ3 / 青空文庫 
      「三人法師」「吉野葛」「盲目物語」「武州公秘話」「蘆刈」他
       吉野葛は初読。
      面白い紀行文 (かな?) です。
      盲目物語はほとんどひらがななんですが、結構読みやすかったんで意外。
      ルビが漢字でところどころふってあったりします。
      
    
  
  
  
    
    
       Date: 
          2019/2/28 (THU)
    
    
    
       Headline: 
          2019/2 に読んだ本
    
    
    
       Contents:  
       ふ~む、源氏は思ったほど進まず。
      
      (1・2)亡国のイージス (上・下) / 福井晴敏 / 講談社文庫 
       古本屋→自炊。
      北朝鮮の工作員と組んだ自衛官の反乱のお話。
      スケールが大きく面白いのですが、プロットと展開はアメリカ映画的にかなり雑。
      深く考えずにのめりこんで読むのがよいでしょう。
      
      (3~5)松本清張傑作短編コレクション (上・中・下)
            / 松本清張 (宮部みゆき編集) / 文春文庫 
       古本屋→自炊。
      時代の古さを感じさせるものの、各短編とも構成は見事。
      大体は僕らの祖父母~親世代の時代が舞台で、僕の体験とは直接重なってはいないものの、
      話に聞いたり本読んだりして想像してきた一・二世代前の時代背景が印象に残ります。
      僕らの子供世代はこの本をどのように読むのだろう、って少し気になります。
      
      (6)源氏物語 (二) / 谷崎潤一郎 / 中公文庫 
       まっ、月一冊のペースかな。
      
      (7)谷崎潤一郎シリーズ2 / 青空文庫 
      「秘密」「黄金の死」「二人の稚児」「途上」「痴人の愛」「卍」他
       痴人の愛、卍は再読。
      かつてのノーベル賞候補の作を今じっくり発表順に読み直すのもまた良し。
      
    
  
  
  
    
    
       Date: 
          2019/1/31 (THU)
    
    
    
       Headline: 
          2019/1 に読んだ本
    
    
    
       Contents:  
       20日までは事情有之で読書封印してましたもんで、
      当然にして 2019 年は低調な滑り出しです。
      
      (1)源氏物語 (一) / 谷崎潤一郎 / 中公文庫 
       全 5 巻。
      青空与謝野では散々苦労して読んだにもかかわらず、
      中味理解できんかったっちゅう惨敗の記憶が鮮明ですが、
      こちら谷崎新新訳はそれに比べるとかなり読みやすい (理解できているかどうかは別問題)。
      しかし我が娘曰く、主語がないし古文のテスト用訳文読んでるみたいでなんかいや、ですと。
      いえいえ、主語なしは日本語の伝統、語調も実は格調高いんですな、これが。
      
      (2)都電荒川線殺人事件 / 西村京太郎 / 光文社文庫 
       古本屋→自炊。
      我が娘はつまらんっちゅうて中途放棄しておりましたが、
      そうつまらんっちゅうほどでもない。
      確かにまぁ、古臭くって単純すぎることは否めませんが。
      
      (3)11 文字の殺人 / 東野圭吾 / 光文社文庫 
       古本屋→自炊。
      面白いです。
      が、よく読むと連続殺人事件の捜査やその進展がとことん無視されており、
      本当なら結末にたどり着く前に犯人が逮捕されてこの物語きっと終わっとるでな、
      って思ってしまいますね。
      まぁ、そっちの方に気がいかないように読ませるところが推理小説家なわけですが。
      
      (4)贖罪 / 湊かなえ / 双葉文庫 
       古本屋→自炊。
      TV ドラマになってるみたいですね。
      怖いお話でした。
      
      (5)夏目漱石シリーズ11 / 青空文庫 
      「夢十夜」「倫敦消息」他
       長きにわたった漱石シリーズやっと終了。
      
      (6)谷崎潤一郎シリーズ1 / 青空文庫 
      「刺青」「少年」「幇間」他
       漱石の次何行くか迷ったんですが、
      せっかくなんで谷崎にしました。
      青空化されている作品は多くはないのですが、
      自炊推理小説との並行読みなんで、まぁ、エンタメ系よりは純文学系がいいかと。
      
    
  
  
    
      
      
      ここは[Books]過去ログ P11, 2019 / 1月~ です。: 
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