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    ├ Books (本) 過去ログ P13, 2020 / 1月~
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Date:     2020/6/30 (TUE)

Headline:     2020/6 に読んだ本

Contents:
 今月は玉石混淆でいろんなのんを読んだような、、、。

(1)海峡の光 / 辻仁成 / 新潮文庫
 1996 年芥川賞受賞作。 著者は、南果歩、みぽりんの元旦那らしいです。 ミュージシャンらしいです。 本作、なんか、微妙な違和感が最後まで消えないんです。 うまく構成されてはおるんですが、なんか、ちょっとだけどっかが違うような。 これはどうも著者が意図したものではないですね。 安部公房の世界の意図された違和感とは明らかに違います。 というわけで、いまいちの感が否めませんが、 最終的にはそれほど悪くもない感じでした。

(2)正しいパンツのたたみ方 / 南野忠晴 / 岩波ジュニア新書
 丸善 e-Book ライブラリ。 高校英語の先生から高校家庭科の先生に転身 (?) したおっちゃんの著書。 んっ?、なんやええこと書いてあんでぇ。 うちの子がこんなに大きくなる前にしっかり教えておくべきやったかも、 ってな内容が結構ありました。 家庭科もこう考えると面白いですよね。 僕は技術家庭は好きでしたが、やっぱ、技術に偏っとったでなぁ (反省)。

(3)きれぎれ / 町田康 / 文春文庫
 酔っぱらいミュージシャンの 2000 年芥川賞受賞作。 ミュージシャンっちゅう一括りで勝手に前出辻仁成と比べてしまいますが、 こっち (きれぎれ) の方が徹底してますね。 現代日本語に言う、しゅぅ~~ぅる、っちゅうやつでしょうか、 おい、これが文学か??って反発してしまいますが、 真の酔っぱらいの作だけあって、 思考を超越した延髄的煩悩が表出しておってよろしいかと。 漱石「猫」の系譜かな。

(4)定年待合室 / 江波戸哲夫 / 潮文庫
 古本屋→自炊。 最近はどうも体がしんどくって、在宅勤務拡大に助けられてはおるものの、 もうちょっとしか働けないように思います。 定年待合室ですね (出社しつつも何の仕事もない冷や飯喰いの隠居サラリーマン生活が 6 年以上も継続中!、なんと長期な待合室!)。  本作は、左遷されて定年待合室にいたおっさんが早期退職してのちに、 もう一度場面を変えて活躍するお話。

(5)吾輩も猫である / 森本哲郎 / PHP 電子
 Overdrive Library。 著名な評論家による文豪のまね書。 「猫」の特徴をうまく捉えてはおるんですが、 やっぱ、結局は企画倒れっちゅうか、畏れ多いっちゅうか、 そりゃ無理やろっちゅうか、あかんですね。 猫知らずが読むなら、まぁ、百歩譲ってありっちゃありかも?。

(6)エンジニアのための失敗マニュアル / 涌井伸二 / コロナ社
 丸善 e-Book ライブラリ。 電気系実験を中心としたお話ですが、 少し実践経験のあるエンジニアにはそれほど目新しい内容ではないかと。

(7)顔 / 横山秀夫 / 徳間文庫
 古本屋→自炊。 婦警さんが主人公の警察もんの連作短編集。 1 作 70 ページ程度に読者を飽きさせないようかなり上手にまとめてありました。

(8・9)罪と罰 (上・下) / ドストエフスキー
     (訳:工藤精一郎) / 新潮文庫

 あんた!、こんなんも読んでへんのん?、ってな嘲りが聞こえてきそうな、、、。 ええやんか、そやからこの期に及んで読んどんのやんか!、ほっといてんかぇ!。 罪はともかく罰は結局自らの心が下すんです。 自らに罰を下せる心はきっと誰にでもあると信じたい、、、 なんて思ってしまうこの頃の世の中です。 やはり、若いうちに誰もが読んでおくべき名作ですね。 戯曲風なのはドストエフスキー小説の特徴か。 ただ、ロシア人の名前って、もっと簡単にしてほしいなぁ。 主人公ラスコーリニコフはロジオン・ロマーヌイチでロージャ。 こんなんが登場人物分だけあんのんですねぇ。 ええ加減にしてちょ。

(10)月と六ペンス / モーム (訳:中野好夫) / 新潮文庫
 旧訳文庫本がライブラリにありました。 なのに何故か初読。 (あんた!、こんなんも読んでへんのん?、ってな嘲りが聞こえてきそうな、、、。 ええやんか、そやからこの期に及んで読んどんのやんか!、ほっといてんかぇ!。)  ゴーギャンの一生に着想を得た著作。 モームは通俗作家だと解説では述べられておりますが、 なかなかしっかりした内容だと思います。 まぁ、エンタテイメント要素がやや大きいと言えなくもないですが、 それでもなお大衆小説よりも純文学寄りかと。 純粋に読書の楽しみを感じられる書です。

(11)本能寺の変 / 上田滋 / PHP 電子
 Overdrive Library。 明智光秀ひいきのおっちゃんが勝手に想像しながら極めて自由勝手気ままに書いた、 戦国場面エッセイ集みたいなもんでしょうか。 主な戦国武将の争いの詳細順序と背景を知っていないと、 いまいち意味わかりません。 僕は結構な部分を意味わからんまま (しかたなく) 読みました。

(12)影踏み / 横山秀夫 / 祥伝社文庫
 古本屋→自炊。 泥棒が主人公の連作短編集。 幽霊も出てきますが、言うほど無理な設定ではない。 なかなか楽しめましたよ。

(13)ざんねんないきもの事典 / 今泉忠明監修 / 高橋書店
 少年少女用の本も僕のライブラリに加えようと思って買いました。 んっ?、結構おもろいやん!。 楽しいいきものって、いっぱいいてるもんなんですね。

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Date:     2020/5/31 (SUN)

Headline:     2020/5 に読んだ本

Contents:
 家にいる日が多かったんですが、、、。

(1)武士道 / 新渡戸稲造 (訳:矢内原忠雄) / 岩波文庫
 丸善 e-Book ライブラリ。 そう言やぁ、これ、原著は英語でした。 昔に adapted (日本語で言う翻案ですかね) を Overdrive Library で部分的に読んでますね。 キリスト教徒が想定相手なんで、日本人に理解しやすい記述とは言い難いと思います。 日本人相手に書くならもっと違ったアプローチにすべきかと。 ほんでも日本を語る世界的名著なんです。

(2)真相 / 横山秀夫 / 双葉文庫
 古本屋→自炊。 推理 (じゃないかも?) 短編集。 読みやすいですが、後味は必ずしもよくはない。

(3)五輪書 / 宮本武蔵 / 岩波文庫
 丸善 e-Book ライブラリ。 ご存知無敗の剣客の手による武芸指南書。 前記武士道との対比の意味も込めて読んでみました。 書いてあることは武士道より明解ですが、ここぞというところは "口伝!"。

(4~10)坂の上の雲 (二~八) / 司馬遼太郎 / 文春文庫
 本著表題を冠するミュージアムがあるくらいですから、 司馬遼の中でもメジャーな著作と思われます。 よく調べて書いてあるし、面白くて読みやすく歴史の勉強にもなる。 でも、やっぱ、なんっちゅうか、 司馬遼的ステレオタイプ解釈が過ぎると言うか、なんかそんな感じ。 まっ、たまには司馬遼もよろしいんではないでしょうか。

(11)善悪の彼岸 / ニーチェ (訳:木場深定) / 岩波文庫
 丸善 e-Book ライブラリ。 著者発狂直前に成った「この人を見よ」に列挙されている著作を並べてみると、 「悲劇の誕生」「反時代的考察」「人間的な、あまりにも人間的な」「曙光」 「悦ばしき知識」「ツァラトゥストラかく語りき」「善悪の彼岸」 「道徳の系譜」「偶像の黄昏」「ワーグナーの場合」。 僕のライブラリを眺めてみると、表紙ぼろぼろの「ツァラトゥストラ」は神棚的位置 (つまりもう読む気はないのか?) に鎮座、 そしてそれ以外のニーチェは「この人」しか見当たりませんなぁ。 上列記は「悦ばしき」と「ワーグナー」以外は読んだつもりになってますが、 ほんまかよ?、ってな自己疑問 (欺瞞?) があり、 たまたまただで読めるのん発見したんで、これっちゅうわけ。 まっ、予想通りっちゃぁ予想通りですが、 書いてある意味さっぱりわかりませんです。 「この人」で予習してから読めばちょっとは理解できましたんでしょうかねぇ。 既成概念一回全否定してもぅ一度考え直せや、っちゅう主張は、 前作「ツァラトゥストラ」の方が (若干) わかりやすいかも?。 もはや初読か再読かさえ判別不能です。

(12)警視庁から来た男 / 佐々木譲 / ハルキ文庫
 古本屋→自炊。 笑う警官に続く北海道警シリーズの第 2 作。 作りは雑。 まぁ、推理小説ですから。

(13)銀の匙 / 中勘助 / 角川文庫
 初めて読みましたが、いいですね。 漱石絶賛らしいです。 子供の情景を丁寧に映し取った自伝的創作です。 時代変われど子供の心情の機微は変わらないことに改めて納得。 単なるなつかしさに終わらない純真さを思い出させてくれる名作。

(14)賤ヶ岳七本槍 / 徳永真一郎 / PHP 電子
 Overdrive Library。 読み始めはえらくつまらんなと思ったんですが、 読み進めばそうでもなかったです。 蛇足的日本史の勉強としてはなかなか面白いかも。

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Date:     2020/4/30 (THU)

Headline:     2020/4 に読んだ本

Contents:
 在宅 (勤務) だと読書はいまいちはかどらない。 何故??。

(1)犯罪心理学 / 越智啓太編 / 朝倉書店
 丸善 e-Book ライブラリ。 なんかだらだらと同じところを巡回しておって、 何の結論もないままに出発点に戻ってしまっている感じ。 率直に言って、得るところは何もない。 途中からは斜め読み。 時間の無駄でした。

(2)人間の土地 / サン=テグジュペリ (訳:堀口大學) / 新潮文庫
 息子に薦められて妻が買った本。 初読。 冒険郵便飛行士の目から見た人間の本質を自己の体験に乗せて綴った書。 (奴隷制度・植民地政策などの差別意識の上に立ちながらも) 人間愛を持ち続けること、 (戦争・植民地の拡大などの暴力主義を容認しながらも) 全てのものへの優しさを忘れないこと。 生死をかけた特異な経験の質のなせる業なのでしょうか、 許されない根底意識に立ちながらもそれを打ち消して人間の本質が確かに見抜かれていると思います。 しかし、この立ち位置を忘れて表面だけ読んでしまうと、 なんかの勘違いで 1998 年に本書解説を書いたどっかの有名人の如く、 永久に理解できずに終わってしまうのでしょう。 ところで、実生活上の本書の著者は結構困ったおっちゃんやったようですが、 なかなか魅力的な人物だったらしい。 「行けへん理由はなんぼでもあんのんじゃい。 ほんでも、わしゃ行く言ぅたら行くねん!。 ごたごた抜かすな!。」 とか言ぅて従軍飛行士に志願したエピソード (嘘言ってたらすみません) が曖昧な記憶上に残ってます。 このエピソード、事が戦争なんで基本的に賛意を表することは僕にはできませんが、 ネガティブエフェクトに左右されることなく自己の矜持に重心を置く姿勢は見習いたいですね (その矜持が非社会的でないことが前提ですが)。

(3)レベル7 / 宮部みゆき / 新潮文庫
 古本屋→自炊。 医学的には若干無理がありそうな、比較的明るい復讐劇推理小説。 長いんです。 800 ページ近くもあります。 全体が長い分、解説的語り場面も結構長いのが難点ではありますが、 それをさほど感じさせない軽快な読み心地でした。

(4)燃えつきた地図 / 安部公房 / 新潮文庫
 これは初読のような気がする。 主人公がいろいろとおかしな自問をしながら出口のない迷路に迷い込んでいく話。 いろんなところが微妙にずれて構成された舞台が、 読者に何とも言えないこれもまた微妙な違和感を感じさせ続ける。 その違和感は経時的に拡張され続け、 結末ではどうしようもなく後戻りできない状態に陥っているのです。

(5)まるかじり礼儀作法 / 丹波元 / PHP
 Overdrive Library。 親しき中にも礼儀あり!!、って、妻が僕に向かってよく言ぅとるような気もします (さんざん言ぅてます!、by 妻)。 僕、礼儀に関して特に人に劣ると思ぅてはおらんのんですが (慇懃無礼、端から無礼も含め妻の意見は異なる)、 まぁ、一応、念のためこんな本もかじってみようかと。 大体においてこの出版社の本、題名はキャッチ―やけど中身は何なの?、ってな類が多いわけで、 本書もその例にもれずでした。 能書きええからとっとと要点言えや、っちゅう、よくいるタイプの奴ですかね。 どうも、書いてある内容を鵜呑みにするのんにも問題がありそうかと。 でも、知っておいて損はないようなことも後半部にちょっとは書いてありましたよ。

(6)長い長い殺人 / 宮部みゆき / 光文社文庫
 古本屋→自炊。 保険金殺人を関係者数人の "財布" がそれぞれの立場から語る、っちゅう趣向の推理小説。 趣向は面白いけど、ふつ~の方がいいような気もするなぁ。 内容はよかったですよ。

(7)古都 / 川端康成 / 新潮文庫
 山口百恵のポスターが思い浮かびます (年代わかりますね)。 睡眠薬を多用しながら連載した新聞小説とのこと。 著者自身のあとがきによると、 執筆時は意識朦朧としておっったがゆえつじつまの合わない部分が多くあり、 単行本化するにあたりそれらと京ことばの修正を行ったとのこと。 確かに川端小説としての出来はよくないような気がますが、 さすがに文豪の作と思わせるところもある。 京都に思い入れがあればまた感じ方も違うかも。 時代・土地の風情を映すという意味では、谷崎細雪の方がよかったかな。

(8)ウイルスの意味論 / 山内一也 / みすず書房
 丸善 e-Book ライブラリ。 新型コロナウィルスで持ちきりの今ですから極めてタイムリーかと。 著者は東大農学博士のウィルス研究者らしいです。 「生命の定義を超えた存在」との副題がついてます。 ウィルス研究史みたいな感じなんですが、学術的内容と歴史的内容の区別が曖昧で、 かつ、結構だらだら記述してあるんで要点がわかりにくい。 とは言え、学術的内容をうまく拾いながら読めばなかなか面白い。 いゃぁ~、なんとヒトゲノムの 43 %程度がレトロウィルス (ゲノムに組み込まれて普段は休眠しているウイルスの DNA 配列とのことみたいなんですが、、、??) 関連なんやて。 対して、自己の生命維持のためのタンパク質合成に係る部分 (いわゆる遺伝子かな?) がわずか 1.5 %程度とのことなので、 まさにウィルス恐るべしですね。 放射線や紫外線でウィルスの DNA (or RNA) を傷つけて一時的に殺しても、やつら、 死人 (?) 同士で寄り集まって互いに正常部分だけをつなぎ合わせてゾンビのように再生するんですと。 なんとウィルス恐るべしですね。 直接の関係はありませんが「免疫の意味論」っちゅう名著があります (昔読みました)。

(9)芥川賞全集 (十) / 文芸春秋
 祭りの場 (林京子) を再読したかったんで買いました。 文庫本は既に新品入手不可なんで、しかたなくこの全集、っちゅうわけです。 他、鶸 (三木卓)、月山 (森敦)、草のつるぎ (野呂邦暢)、土の器 (阪田寛夫)、 あの夕陽 (日野啓三)、岬 (中上健次)、志賀島 (岡松和夫)、の計 8 編。 祭りの場は長崎の原爆を語る静かな記録文学。 ノーモァ・ナガサキ。 志賀島が思いのほかよかったです。 収録の 8 編とも全般的にはとんがってない印象で、新人賞としてどうなの?ってな気がしますが、 この辺りから文章技巧的に整った作品が受賞するようになってきたのかなぁ、知らんけど。 月山も再読。 岬は再読のつもりやったんですが、実は初読みたいです。

(10)ヒロシマ・ノート / 大江健三郎 / 岩波新書
 丸善 e-Book ライブラリ。 原水協が政党色に染まって内部分裂していく経緯を知らないと、導入部分はうまく理解できません。 ABCC がどういう組織かも知っていないと意味がいまいち通りません。 しかし、徐々にヒロシマを体現する人々の人間的本能 (動物的本能でないという意味で、、、語彙として不適切かも) の行動に視点が移るに従って、 団体に左右される表面とは違うヒロシマの本質があることが浮き彫りになってきます。 他方、僕ら程度の頭から見ると、この著者、ごちゃごちゃ深く考えすぎなんちゃうのん?、 って思ってしまうところもありますよね (だからこそノーベル賞なわけですが、、、)。  ノーモァ・ヒロシマ。

(11)大嫌いなやつがいる君のためのリベンジマニュアル
     / 豊島ミホ / 岩波ジュニア新書

 丸善 e-Book ライブラリ。 ふぅ~む、これ、やっぱちょっとちゃうでなぁぁ。 まぁ、ジュニア新書ですから、、、。

(12・13)クロスファイア (上・下) / 宮部みゆき / 光文社文庫
 古本屋→自炊。 超強力火炎放射能力のある女性のお話。 まぁ、ここまで突飛な設定だと純粋に楽しんで安心して読めますね。 何が起こっても突っ込み以前の問題なんで、全然大丈夫ですから。 蛇足ですが、前作があるらしいですよ。

(14)坂の上の雲 (一) / 司馬遼太郎 / 文春文庫
 昨年の GW 四国カルストチャリの裏で妻が坂の上の雲ミュージアムに行っておりましたが、 その関係で妻が全 8 巻そろいで買ったもの。 ある意味予想通りではありますが早々に放棄されておりましたところ、 ここに至って僕の読む本が乏しくなってきたもんで回してもらいました。 感想は全巻終了後に。

(0)ディケンズシリーズ2 / 青空文庫
「二都物語」
 子供のころ実家にあった誰も読んでるのん見たことない世界名作全集に入ってました。 しかし、この青空版、よく見ると上巻だけやないですかぃ!。 つまり、中巻・下巻は青空にはないっちゅうわけで、ただで全巻は読まれへんのんです。 幸い読み出す前に気づいたもんで、 読み始めることなくこのままディケンズシリーズは終了とさせていただきます。

(bonus)The Little Prince / Antoine de Saint-Exupery /
 Overdrive Library。 超久しぶりのボーナス。 この先使うことないかもなぁ、とも思いますが、 なんとなくちょっと英語にも親しんでおいた方がええような気がして借りてみました。 仏語の英訳なんでしょうが、わし、こんなに英語でけへんかったっけ??。 念のためうちのライブラリにあった日本語版も再読しましたよ (これで辞書引く回数が結構減りますもんで、、、)。 英語で読んでてもちょっと泣いちゃいそうになりましたね (涙腺緩むお年頃かしらん?)。

(bonus 2)感染列島
 映画です。 アマゾンプライムビデオで観ました (僕はスチューデントです)。 コロナ医療崩壊が懸念される今、駄作との評判高い (?) これ、ただで観られましたもんで。 言われてるほど駄作ではないですね。 突っ込みどころが多々あるのは間違いありませんが、 まぁ、その数その質においてふつ~の映画とそれほど差はないかと。 因みにこれがため HDMI ケーブル買いましたよ。

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Date:     2020/3/31 (TUE)

Headline:     2020/3 に読んだ本

Contents:
 ほぉ、知らんうちにようさん読んでますね。

(1)ライ麦畑でつかまえて / J.D.サリンジャー (訳:野崎孝) / 白水 U ブックス
 1951 年出版のアメリカの青春小説。 たぶん初読。 有名な割には、、、って感じですが、 赤ずきんちゃん気を付けて (庄司薫) がその類似性を指摘されているとか。 高校時代に赤ずきんちゃんを読んで、ふ~ん、って思った記憶がうっすらと残っています。

(2)少年非行 / 鮎川潤 / 左右社
 丸善 e-Book ライブラリ。 少年法の改正 (主として 2000 年の) によって家裁調査官の役割が変貌し、 法意が実質的に変遷してしまった、つまり、 少年の矯正から懲罰へとその重心が移行してしまった危惧が述べられているんですが、 論旨も資料の扱いもかなり不明確なんで、著者の主張が伝わってこなかったですね。

(3)緩和ケア教育テキスト / 田村恵子 / メディカ出版
 丸善 e-Book ライブラリ。 京都でがん患者のコミュニティを主宰する大学教授看護師の著による緩和ケア看護師養成のための教科書。 もちろんこんな教科書によって看護師さんたちの質が上がるのは大歓迎ですが、 僕が思うに相手方たる患者を教育するための教科書も必要。 緩和ケアって、たぶん、結局は関係者との信頼関係に尽きるわけで、 患者にも医療関係者と信頼関係を結ぶための態度・行動が求められているわけです。 患者側も責任を負うと言うことですね。 僕は今のところたぶん「いい患者路線」を行ってるんでしょうが、 最後で踏み外さんように気ぃつけんとあかんでなぁ、って漠然と思ってます。 麻薬の名称もいっぱい出てきてました。 そう言えば、去年の今ごろは麻薬常用しとった記憶があります。 ところで、ホスピスって、お値段むっちゃたっかいやん!!。 保険効くっちゅうても、こりゃ、高すぎて使えまへんがな。

(4)芥川賞全集 (九) / 文芸春秋
 れくいえむ (郷静子) を再読したかったんで買いました。 これ、つい最近僕のライブラリで文庫本見たような気もするんですが、今探しても何故かどこにもない。 文庫本は既に新品入手不可なんで、しかたなくこの全集、っちゅうわけです。 他、砧をうつ女 (李恢成)、オキナワの少年 (東峰夫)、誰かが触った (宮原昭夫)、 いつか汽笛を鳴らして (畑山博)、ベティさんの庭 (山本道子)、の計 6 編。 どの作も主人公の暗い記憶をたどる内容の中編ですが、 高校時代この手の小説をたくさん読んでいた僕のそのころの記憶はむしろ明るい。 最近の受賞作と比べると、本書収録作 (昭和 46 ~ 47 年) の内容に時代の変遷を感じます。 れくいえむ、構成も悪いし内容的矛盾や疑問点も多い感じで、 これ、プロ作家は絶対書けへんでなぁ、ってな、見方によっては酷い著作なんですが、 それでもなお時を置いて再読したくなる勢いがあります。 技巧的に上手な作品しか受賞できない最近の芥川賞にはない魅力作かと (知らんけど)。 ベティさんも再読。

(5~8)蒼穹の昴 (一~四) / 浅田次郎 / 講談社文庫
 古本屋→自炊。 話題の本やったんでしょうか、本屋で平積みされていた記憶があります。 清朝西太后時代のお話なんですが、なんか、中身とっても薄っぺらくね?。 まぁ、読みやすい点は〇 (まる) ですか。

(9)けものたちは故郷をめざす / 安部公房 / 新潮文庫
 再読。 終戦直後の満州が舞台のフィクションですが、これは救われない。 極限において人もけものも区別がつかくなりつつある中でも、 最後までやはり人は人であったところが救いと言えば救い。 でも、人はけものよりも恐ろしいんです。 カフカにも似たような世界があったような、、、。

(10)日光殺人事件 / 内田康夫 / 光文社文庫
 古本屋→自炊。 わかりやすい。 半分寝ながらもちゃんと筋も裏も追えます。 同じパソコン上で同時に開けてあるグーグルマップで地名のお勉強ができるのも〇 (まる)。 難点はすぐ読めてしまうところ。 自炊もそれなりに時間を要するんで、できれば時間をかけて読みたいところなんですが、、、。

(11)白夜 / ドストエフスキー (訳:小沼文彦) / 角川文庫
 病欠に入った場合の衝撃の低収入を確認してのち、新品本買うのん控えてます。 で、あっという間に読むのんなくなって我がライブラリ覗いてみると、 誰が買ぅたか未読の名作も何故か少しある。 19 世紀ロシア文学はちょっと壁が高いような気がして、 長編ではカラマーゾフ新訳くらいしか読んでませんわけですが、 そこで、この白夜。 超短い!。 文庫本ですが異例の薄さ (本文たったの 100 ページ余り) なんですね。 これなら途中で投げ出すこともまぁないでしょう。 ドストエフスキーの入門としてちょうどよい、っちゅうわけですか。

(12)現代日本刑事法の基礎を問う / 木庭顕 / 勁草書房
 丸善 e-Book ライブラリ。 ふーむ、法思想史の部類でしょうか、あるいはこんにゃく禅問答の部類でしょうか。 笑うケースメソッドとかいう副題がついていますが、全然笑うところはありません。 ここが笑いどころ、っちゅうて、主に最高裁判決理由がいくつか挙げられておるんですが、 そりゃ、それらの判決理由も確かに褒められたもんではないとは思いますけど、 著者が笑いどころとしている理由の方がこんにゃく的につかみどころのない抽象論の再帰性の罠に陥っておって笑えるのかも?。 まっ、僕には全然理解できませんです。 著者こばけん (こばあきらが正しい) →けんこば (ケンドーコバヤシ) →きむ兄 (木村祐一)。 けんこばときむ兄ってそっくりやでなぁ (どっかで見たような文言、、、これも再帰性?)。

(13)ダイイング・アイ / 東野圭吾 / 光文社文庫
 古本屋→自炊。 若干オカルト気味の推理小説。 こわっ!!。

(14)グレート・ギャツビー / フィッツジェラルド (訳:野崎孝) / 新潮文庫
 これも誰が買ぅたか未読の名作の一。 怪しげな大金持ちの純愛 (偏愛? or 変愛?) 物語。 名作と呼ぶにはどうかという気もしますが、極めてアメリカ的な小説かと。

(15)笑う警官 / 佐々木譲 / ハルキ文庫
 古本屋→自炊。 笑うケースメソッドではさっぱり笑えませんでしたが、この笑う警官では笑えるのでしょうか?。 原題は「うたう警官」だったそうです。 うたう、すなわち内部の都合悪い事情を外部に漏らす、っちゅう、 まぁ、元々内容に沿っていた表題を何故か改題したみたいですね。 というわけで (?)、これもさっぱり笑えなかったです。

(16)雁 / 森鴎外 / 新潮文庫
 これも誰が買ぅたか未読の名作の一。 極めて日本的な小説かと。

(17)AI vs.教科書が読めない子どもたち / 新井紀子 / 東洋経済新報社
 丸善 e-Book ライブラリ。 著者は東大合格を目指す AI (その名も「東ロボ君」) の開発を統括する数学者らしい。 面白いです。 AI 万能との誤解をぶち壊してくれます。 同時に AI にとって代わられるホワイトカラー大量失業の危機も実感させてくれます。 とは言え、今のところ AI より僕の方がおりこうさんのような感じですか? (この奢りが危ない?、現状でさえ失業すれすれなのに、、、)。  そして AI は物事の意味を微塵も理解しないらしいんですが (従ってシンギュラリティなんて起こりえない!)、 テスト結果によると今の中高生が文章の意味を理解できないレベルは AI 並なんですと。 AI は意味を理解できないという致命的欠点を、論理数式、統計数式、確率数式である程度カバーしますが、 人間は意味の理解が先にないと後をカバーする術がない。 中高生たちに、引いては人類に果たして未来はあるのか、疑いたくなりますね。

(18)蛍川・泥の川 / 宮本輝 / 新潮文庫
 これも誰が買ぅたか未読本の一。 順に芥川賞、太宰治賞受賞作。 戦後のまだ暗い時代を舞台とした私小説。 結構好きです。

(19)動機 / 横山秀夫 / 文春文庫
 古本屋→自炊。 短編推理小説集。 警察もんの表題作はなかなかよかったですが、 他はいまいちかな。

(20)E.A.Poe シリーズ3 / 青空文庫
「盗まれた手紙」「落穴と振子」「ウィリアム・ウィルスン」他
 Poe シリーズこれにて終了。

(21)ディケンズシリーズ1 / 青空文庫
「信号手」「クリスマス・キャロル」
 信号手は怪談。 クリスマス・キャロルは有名ですが初読。 昔、我が子と見ていた TV アニメに登場しておった超けちで大金持ちの守銭奴スクルージおじさん (確かあひるだったような) って、 元々はこれの登場人物やったんですね。 本作において、 守銭奴スクルージおじさんは最後に改心してとってもいいおじさんに変身していました。

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Date:     2020/2/29 (SAT)

Headline:     2020/2 に読んだ本

Contents:
 毎回出方の変わるドセの悪影響をなんとかいなしながら、結構読みましたね。 想定外によかった本もありました。

(1)手紙 / 東野圭吾 / 文春文庫
 古本屋→自炊。 これには「推理の手引き」は付いておりません。 つまり、最後まで読めば犯人はわかるわけです、、、 って思ったら、推理小説ではありませんでした。 強盗殺人犯の兄を持った弟が置かれた厳しい社会的立場をめぐる小説でした。 テーマは重いです。

(2)署長刑事 大阪中央署人情捜査録 / 姉小路祐 / 講談社文庫
 古本屋→自炊。 このシリーズは 2 冊目。 いろいろ突っ込みどころはあるものの、展開が比較的単純で極めて読みやすい。 つまり、寝不足状態における拘束時間の消費に超有効ということですね。

(3)話のネタのタネ 500 / 日本博学倶楽部
 Overdrive Library。 まぁ、表題の通りの本。 くだらんと思いつつも完読。 この手の知識は興味持ったことを調べている途中に周辺事実としてふと入ってくるから面白いのであって、 結果だけ集めても何の足しにもならない。 もちろん読後はほぼ何も残ってません。

(4)第三の時効 / 横山秀夫 / 集英社文庫
 古本屋→自炊。 警察もん連作推理短編集。 短編であるがゆえ余計な修飾が少なく文章が締まっています。 結構読み応えありました。

(5)存在の耐えられない軽さ / ミラン・クンデラ (訳:千野栄一) / 集英社文庫
 プラハの春の時代のチェコ、スイスを舞台とした (たぶん) 恋愛小説。 男女の営みの底に眠るいつの時代も変わることない人間の本性に光を当てようと苦闘している。 いいですね。 なんとなく東欧的な雰囲気です、知らんけど、、、 (著者はチェコ人)。 プラハの春の知識もある程度必要です。

(6・7)ロクヨン (上・下) / 横山秀夫 / 文春文庫
 古本屋→自炊。 これ、昔にローラー乗りながら DVD で見ました。 ピエール瀧主演の TV 版。 全然内容覚えてないんです、、、で、古本屋で見かけたもんで買いました。 警察もん推理小説です。 そういえばこんな話やったような気もするような、、、。 映画の結末は原作とは変えてあるらしいんですが、 TV 版の結末は原作通りやったんでしょうか? (もはやほとんど記憶にない!)。 面白かったです。

(8)ロウソクの科学 / ファラデー (訳:竹内敬人) / 岩波文庫
 160 年ほど前にファラデーが若者向けに行った講演 (内容的には主に化学) を原稿に起こしたもの。 昨年のノーベル化学賞の吉野氏が科学者 (化学者かも) を目指すきっかけになった本として話題になりましたね。 僕、大学は化学やったんで、 「こんなん全部知っとることばっかっすよ、160 年前の化学知らんでは今時話にならんっすよ」 って言ってみせたかったところやったんですが、、、??。 奢んなよ!! (自省)。

(9)N のために / 湊かなえ / 双葉文庫
 古本屋→自炊。 数人の登場人物による独白形式の推理小説。 独白者がそれぞれちょっとだけ自分の都合で嘘ついておって、 それらを組み合わせると殺人事件の真相がわかる仕組みになっていると思われるんですが、 ふ~む、なんか、いまいち、僕にはよくわかりませんでした。 睡眠不足かなぁ?、結構長時間寝てますけど、、、。

(10)犯罪学リテラシー / 岡本英生他 / 法律文化社
 丸善 e-Book ライブラリ。 犯罪学っていう学問分野を定義した場合、 それはまだ学問としての出発点に至っていないくらい未熟なのかもしれない。 いまのところ、統計学っちゅう別の分野からのアプローチが、 犯罪を最も学問的に明らかにできているように思えます。 知らんけど。

(11)予知夢 / 東野圭吾 / 文春文庫
 古本屋→自炊。 連作短編推理小説ガリレオシリーズの第 2 作らしいです。 なかなか面白いですが、読んでる途中で結構眠かったりもする。

(12)半落ち / 横山秀夫 / 講談社文庫
 古本屋→自炊。 警察もん推理小説。 確か、映画になってましたよね。 直木賞候補やったらしいんですが、核心部分に誤りがあるとの指摘 (受刑者は骨髄移植のドナーになれないが、なれるとの前提で書かれている) によって受賞できなかったとか (指摘内容の真偽はグレー?、受刑者ドナーの実例はないみたい)。 しかし、作品自体は非常な好評を博したとのことで、 実際なかなか面白かったんですが、落ちとしてはいまいちの半落ち?。

(13)思いやりの日本人 / 佐藤綾子 / 講談社現代新書
 Overdrive Library。 パフォーマンス学のパイオニアがたどり着いた、 本来根底にあるべき日本人の芯が思いやりにあったとの結論は、 全然学者でない僕が経験的にたどり着いたところとも概ね一致。 「思いやり」という言葉の妥当性は置くとして、 自己の軸がない、考えない、という現代人の大問題が (若干言葉足らずながら) 真摯に指摘されています。 曰く、善悪を判断する自然的縦軸の規範、共同生活を成立させるための対人的横軸の規範、 今や両軸が共に崩壊し、それについて誰も何も考えないんでその再生もできない、と。 確かに、論理的には間違ってへんような気ぃもするけどけどそりゃちゃうやろあんた、 ってなことをさも偉そに主張する奴って最近なんだか多いですよね。 紙本買ぅて僕のライブラリに加えてもいいかも。 ただ、宗教観に関する部分では僕は考えを異にしていますが。

(14)カミュ全集 1 / カミュ (訳:高畠正明他) / 新潮社
 これ、大昔に大学の図書館に籠って読んで、鮮烈な感銘を受けたんです。 いつかはもぅ一度読んで僕のライブラリに加えなあかんと思っておったものの、 既に新品は手に入らずなもんで長きにわたり中古買うかどうか迷ぅておりましたんですが、 最近になって結局中古買いました。 「裏と表」、「結婚」に感銘の記憶が鮮烈でしたが、 果たして 35 年後の僕に当時の若き心は残っていたのでしょうか?。 冒頭のわけわからんやたらと長い学位論文をクリアするのに長時間を要し、 読み返したい部分に入った時には既に脳が疲労し切っている状態だったのは、 35 年前と同様でしたね (笑)。 太陽・海・大地・建造物に逃れようもなく柔らかに抱擁されている絶望的安心感と、 自己の深い孤独に根差した諦念とのアンビバレントな共存。 カミュの代名詞となっている「不条理」で説明するには純粋すぎる原点の情感でしょうか。 僕、総じていえば若かった昔に戻りたいと思うことはまずありませんが、 これ再読すると今までの自分はこれでよかったのかと疑問に思ったりします。 大げさに言えば、後悔先に立たず、後悔後を絶たず、ですかね? (実際は別に後悔などしてませんけど)。 息子、娘には今是非読んでほしい一冊。

(15)E.A.Poe シリーズ2 / 青空文庫
「病院横丁の殺人犯」「早すぎる埋葬」「黄金虫」「黒猫」「マリィ・ロジェエの怪事件」 「モルグ街の殺人事件」他  

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Date:     2020/1/31 (FRI)

Headline:     2020/1 に読んだ本

Contents:
 ありがたくも初日からしばらく病院暮らしやったもんで、 今月は病室で読んだ新書 3 冊からスタート (病室で読むには不適切な本ばっかのような気もしますが、、、)。

(1)もしも一年後、この世にいないとしたら / 清水研 / 文響社
 がん研の腫瘍精神科医の著した新書。 僕自身はそう感じたことはありませんが、悲しみが苦痛を癒すとのことらしいです。 言われてみればそういう一面もあるかもしれないですね。 がんは多くの場合人を成長させてくれると書かれてます。 これについては僕も然りですか? (いゃ、あんたは成長の努力足りてへんやろ! by 妻)。

(2)死にゆく人の心に寄りそう / 玉置妙憂 / 光文社新書
 自然死の進行の様子が勉強になります。 後半は臨床宗教師への思い入れが強すぎてちょっと違和感ありますが、 それが臨死に当たり多くの人が望む精神的安寧に対する一つの解決策ではあるのでしょう。 僕の心には (少なくとも今のところは) 妻が寄りそってくれそうな感じです?。

(3)大往生 / 永六輔 / 岩波新書
 こりゃぁ内容ひどすぎやな、って思ったら、初版はえらく昔でした。 時代は変わったということですかね。

(4)伊勢物語他 / 訳:川上弘美他 / 河出書房新社
 池上夏樹個人編集日本文学全集の一冊。 表題他、竹取物語 (訳:森美登美彦)、堤中納言物語 (訳:中島京子)、 土佐日記 (訳:堀江敏幸)、更級日記 (訳:江國香織)。 気鋭の作家たちによる日本古典文学の新訳。 読みやすくていいですね。 平安時代前後における和歌の役割の重要性も改めて感じます。 日本人はもっと自国の古典文学を深く学ぶべきです。 グローバルスタンダードとかいう名目の下で自国文化を軽視する現代教育を僕は憂慮しています。 単騎日本人はグローバルスタンダードの土俵上ではほぼ勝てませんよ。 海外で勝負するには自国文化に置いた軸足がぶれないことが重要なんです。

(5)死に至る病 / 岡田尊司 / 光文社新書
 キルケゴールの哲学書と同題の新書。 これ読んでたら何でもかんでも現代の精神上の問題は愛着障害!って誤解してしまいそうです。 確かに幼少期に母親の愛を受けずに育ったことによる愛着障害の問題はそれなりに大きいとは思いますが、、、。

(6)日米地位協定 / 山本章子 / 中公新書
 敗戦とはこういうものかと改めて思ってしまいますね。 それも、世界で最もわがままな国に負けるということはまさにこういうことなんでしょう。 日本は未だ独立国ではない。

(7)アンドロイドは電気羊の夢を見るか? / フィリップ・K・ディック
    (訳:浅倉久志) / ハヤカワ文庫

 SF 史上不朽の名作らしいです。 伊藤計劃と雰囲気がよく似てます (伊藤は本書の40年後ですが、何か?)。 我が娘の数少ない蔵書にこの本があったのは意外でした。

(8)私が彼を殺した / 東野圭吾 / 講談社文庫
 古本屋→自炊。 ばらしてたら最後に「推理の手引き」が出てきましたんで、 もしかして既読書もぅ一度買ぅてもうたんかと一瞬思いましたが、 結果はどうも違ったようで初読でした。 最後に刑事が「犯人はあんただ!」って言って終わるんですが、 その「あんた」が結局誰だかわかりません。 手引き見ながらもぅ一度読み返すのんもじゃまくっさいし、まっ、ええか。

(9)献灯使 / 多和田葉子 / 講談社文庫
 芥川賞作家の手による SF なんですが、あまりにひどすぎます。 思考のロジックを完全に無視して言葉だけたこ踊りさせるっちゅう新分野の意欲作なんですかね? (以上は私見。一般的書評では評判よろしいようですよ)。

(10)寂しい狩人 / 宮部みゆき / 新潮文庫
 古本屋→自炊。 連作推理小説短編集。 なんっちゅうか、安心して読めますね。 それも読書の一つの楽しみ方かと。

(11)E.A.Poe シリーズ1 / 青空文庫
 「アッシャー家の崩壊」。 これは再読です。

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